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今週は運慶展へ行ってきた

勤労感謝の日だった木曜日。午前中は雨が強く外出をするのをためらいましたが、予報では午後から晴れるということで、先週に引き続き上野へ向かいました。北斎とジャポニズム展と運慶展で迷いましたが今回は今週末で終了するこちらにしました。

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 待ち時間は40分?

先週に引き続き、上野駅のチケット売り場でチケットを購入。先週行った怖い絵展は110分待ちと引き続き人気です。こちらの運慶展は40分の表示になっていました。実際並んでみると、タイミングが良かったのか20分もかからずに入館できました。

誘導も手際が良く、あまりストレスに感じず入っていけました。

混雑状況

確かに人は多かったけど、全く見えないってほどでも無かった。もちろん展示物の前は3列ぐらいになってるので後ろからってのは難しいですが、少し待てば前に行って見ることはが出来ました。仏像によっては時間をかけて観れるものもあったし、会場が適度に広いのでそれなりに動きやすかった。

順路

展示は3章に分かれていました。

  • 第1章 運慶を生んだ系譜 康慶から運慶へ
  • 第2章 運慶の彫刻 その独創性
  • 第3章 運慶風の展開 運慶の息子と周辺の仏師

学術・美術としての展示

まず入り口で出迎える大日如来の美しさは素晴らしく、そのまま仏像の世界にすっと入っていくことが出来ます。解説や内部を写したレントゲン?写真なんかもあり見やすくわかりやすい。また、展示を邪魔しない位置に解説があり解説をゆっくり読んでも、展示を見る人の邪魔にならない感じがしました。

仏像を照らすライティングは斜め上から、背景に濃いめのシルエットが映し出される感じです。小さめの仏像で少し俯きぎみのものについては正面下に斜めにレフ版的な物が置かれていました。

仏像自体はどれも素晴らしいものばかりなのだけど、美術品としての展示だなというのが率直な感想。私はやはりお寺の薄暗い講堂などで見る方が好き。個人的にはあるべき場所で拝むべき位置から見る時が一番美しく感じます。

運慶の時代はちょうど武家社会。展示された仏像も武家の好むテーマ(大日如来、四天王 等)が多かったように思います。

仏像と私

仏像が好きになったのはいつ頃かよく覚えていないのですが、少なくとも30年はすぎてると思います。父方の祖母の家がお寺だということも影響してるからかもしれませんが、とにかく仏像が好きです。なので一時期はよく鎌倉、京都、奈良へと仏像を見に出かけていました。

途中でみうらじゅん&いとうせいこ 両氏による「見仏記」で仏像の見方が広がったことも影響して、かなりのめり込んだ気もします。

見仏記 (角川文庫)

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もう少し落ち着いたら、静かに時間を気にせず拝観しにどこかへ行きたいなと思いました。 

オススメの仏像関連本:

ちいさいぶつぞう おおきいぶつぞう

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仏像に恋して

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図解 仏像のすべて

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