ニコンファンミーティングの後に、東京都写真美術館へ移動して「荒木経惟 センチメンタルな旅 1971-2017-」を見てきました。
一言で感想を言うと「胸にグサッと刺さった」
今回の写真展を見て強く思ったのは、写真が持つ伝える力の強さです。構図がこうで、レンズがこれでとか分析して、その写真の凄いところを解説は出来るのだけれど、そんな事どうでも良かった。荒木さんの奥さんに対する「愛」が、コレでもかというほど伝わってくる。ただただ写真に込められた力がグサグサと刺さってきました。
会場を出る時には涙をこらえてる自分がいた。それだけ感動したのです。
ここ1年は写真撮影のテクニックを学でいたこともあり、ライティングがどーとか、絞りがどーとか、シャッタスピードが・・・と言った技術的な面に意識が強く向いた1年でした。もちろん、それも写真表現の幅を広げる大切な武器として、とても有意義な時間でした。でも、これは手段であって目的ではない。
私は1枚でもここまで力を込めた写真が撮れるだろうか。