8月29日に北朝鮮のミサイルが日本を飛び越える形で太平洋へ着弾した。それから数日がたち、地政学的リスクで一時下落した株価も元に戻って来ています。
気持ちも少し落ち着きを取り戻しつつありますので、自分なりに思った事を、ちょっと振り返って残しておこうかと思います。
今回の騒動で分かったこと。
- Jアラートは動作する
- Jアラートが鳴って着弾するまでは数分しか無い
これまでちゃんと動作するのか、という不安もあったJアラートが動作することが確認された。と同時に、鳴ってからの猶予が数分だと言うことも分かった。
この数分で何が出来るんだよって声もありますが、普通に活動してる時間帯であれば何かしらの行動を取る事は出来るかなと思います。一方で今回のように、早朝で叩き起こされた場合は頭が状況を把握できずに、何も出来ないって事もありそうだなと思いました。
Jアラートへの理解
Jアラートが鳴るタイミングや精度について良くわかったて無かった事で、批判も多かったように思います。
この記事にある手書きの図を見ると良く分かる。日本を超えて太平洋に着弾するかどうかを見極めていたら、日本への着弾軌道だった場合遅いのですね。現状は技術的に仕方ないのかなと感じました。
今回発射されたミサイルの軌道
日本国民としては、日本の上空を通過されて迷惑このうえ無いのですが、実際の高度は結構高いのだと言うことも知りました。イメージとしては、飛行機と同じか少し高い位置を飛ぶミサイルを何となく想像してしまうのですが、今回のミサイルは高度約550kmまで上がった模様。宇宙ステーションの高度より高い所まで上がったのですね。確かに、上空通過って感覚とはちょっと違う気もするから、文句言う人の気持ちも分からなくもない。
情勢的に、挑発はしても何処かの国の領土に直接攻撃を加える事は無いのかもしれませんが、ここまで飛ばす技術力を北朝鮮がすでに持っているんだな、と言う事も忘れてはいけないし、侮ってはいけないなと感じてます。
民間人として何が出来るのだろう
淡々と書いてみましたけど、実際に近くに落ちて来くるような場合、あるいは有事となった場合、何が出来るのかなと言う事を、改めて考えて見る機会になったかと思います。と言っても、思い浮かぶことって、一般人にはあまり無いのですが。
1つの参考書としてはスイス政府が発行してる「民間防衛」でしょうか。
何かの時に買って、本棚に眠ってたのを引っ張り出して来ました。読んでみると、ドキリと思う内容もあったりします。国の置かれている状況が違うので、そのまんま日本に当てはめることは出来ないかもしれませんが、考える取っ掛かりにはなるかなと思います。