9月に入って最初の仕事は、これまで関わったことの無い異業種の仕事を間近で見ることが出来ました。細かい事は話せませんが、簡単に言うと同時通訳ブースで通訳さんのサポートをする仕事。と言っても通訳中にモニターの調整したり、追加資料を渡したりと言う程度でしたけどね。
当日は連絡済みの進行表が突然変更になったり、フリーディスカッションみたいな場で、どんな発言が飛び出すか分からない状況でも臨機応変に言葉を的確に選択して対応する。さすがプロはすごいと思いました。
プロとアマチュアの違いってなんだろう
この命題、実は「PHaT PHOTO写真教室 プロ養成講座」に通った時に、最初の座学でディスカッションした内容です。プロ養成講座ですから、先ずは「プロって何?」って所を明確にしないと話しにならないのですよね。
当時の講座生は6名。すでに写真が仕事の一部になっている人から、私みたいに仕事としても写真を撮っていきたいと思う人まで様々です。
その時出たのは
・写真の技術力が高い
・お金を貰っている
・コスト管理が出来る
・写真撮影に責任が伴う(クオリティや納期等) etc.
とコレに類する事が上がっていたと思います。
ではこれらはアマチュアに当てはまらないのか?
・写真の技術力の高いアマチュアは存在する
・謝礼などの形でお金を貰っているアマチュアも居る
・コスト管理が出来るアマチュアだって存在する
・アマチュアだって責任が伴う撮影はある
その他に出た項目も、基本的にアマチュアだから、出来ないって事は無いのですね。
プロとアマチュアで決定的に違うことは何なのか
改めてプロとアマチュアを比較して見ると、多くの部分で「プロ」「アマチュア」の違いはそれほど無い事がわかってきます。では、この2つを決定的に分けることが出来るものって、何なんなのでしょうか。
それは、「それだけで、食っているか否か」という事です。
単純かつ明快な区别です。
写真家であれば「写真の技術を駆使して収入を得て生活をしている人」
これがプロ写真家と言えるのです。
良く「プロですと宣言した日からプロ」と言うのを聞く事がありますが、それだけでは「自称プロ」でしか無いと言うことです。
プロはプロであり続けるための技術やノウハウを持っている
では、写真の下手なプロ写真家って存在するのか?
「それだけで、食っているか否か」という定義に当てはめ食って行くことが出来ているなら、存在しえます。しかし、そのうような技術力の人が継続的に仕事を得て、生活を成り立たせることが可能なのか?は疑問です。
プロ写真家が「写真の技術を駆使して収入を得て生活をしている人」であり続けるためには色々な努力やノウハウを持っています。
撮影技術が未熟であれば、仕事のオファーは減り、写真だけで食べていくことは難しくなります。だから技術力を向上させ、安定したクオリティを維持するのです。(必然的にプロは写真が上手い人が多くなる)
また、経営という面でも価格設定や継続的に仕事を受注出来る仕組み、企画・営業等 のノウハウも行きつく所はプロであり続けるための技術と言えると思います。
別に特殊な専門的分野で無くても、この事は同じかなと思っています。
企業に務めるサラリーマンでもOLでも、そこで収入を得て生活をしているのですからプロと言えると思います。当然、失敗ばっかりしていたら会社をクビになっちゃいますから、仕事をきっちり成功させる為の、技術やノウハウを身に付ける努力をしていますからね。
ざっくりですが、プロってこういことだと思うのです。
今日の参考書: