私の地元は神奈川県小田原市
住んでいても、行った事の無い場所とか、知らなかった場所っていっぱいあるんですよね。そんなわけで、今日はD850を担いで箱根板橋にある松永記念館へ行ってきました。
松永記念館について、詳しくは小田原市のHPを参照ください。
こちらのお庭も広くて綺麗なのですが、今回よかったなと思ったのが「老欅荘」です。
名前に欅(けやき)とあるように、建物に続く階段の手前に欅の大木があります。この木の前には大きな平らな石(と言うよりは岩)があり、松永氏はここで客人を出迎えたと言います。
お部屋はこんな感じ。ここが一番広いお部屋、静かでとても気持ち良い空間でした。不思議なのが外の塀
見てわかるように歪んでおります。レンズの歪みではございません。実際に歪んでいます。しかし、外から見ると・・・・
内側から見るほど歪んでは居ません。この塀を横から見るとこうなります。
実は、座敷側から見ると低く歪んでる分が前に出てるんですね。遠近法を使ってて、階段のしたから最初に建物を見た時には普通の塀に見える感じになるのですね。
室内からは、畳に座った状態だと、塀の高さを低くしないと景色が見えなかったが、一方でただ塀を低くしただけだと、家が見える割合が多くて具合が悪い。(美しく無い?)それを解消する工夫だったようです。
ところで、本館(資料館になっている)にあった松永安左ヱ門がすごく良かった。この本の表紙に使われている写真です。
電力会社を九つに割った男―民営化の鬼、松永安左ヱ門 (講談社文庫)
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松永氏の強さと厳しさの中に優しさも感じられる良い写真でした。
広間の床の間にも写真が飾られてるのですが、そちらはとてもおおらかに笑っている姿。松永氏の笑顔の写真はとても珍しいそうです。
ここは紅葉が綺麗だと思うので、またその時期に来てみようかと思います。