ぶんLog by Channel ぶん

思ったことは、ブログに残そう。

D850の誤解されがちな新機能

発売から一週間が経ちましたが、まだまだ関連動画へのアクセスが続いております。先日は新機能の「フォーカスシフト撮影」について動画をUPしました。


Nikon D850でフォーカスシフト撮影をして深度合成をしてみた 撮影編

 長くなって前後半にわけ、前半は撮影編、後半は撮影素材の利用方法ということで深度合成の手順を説明しております。


Nikon D850 でフォーカスシフト撮影をして深度合成をしてみた 深度合成編

ここで一つ大きく誤解されがちな事があることに気づきました。

深度合成はボディ内では出来ない

ニコンの公式ページを見てみればわかるのですが、こちらは深度合成用の素材を撮影機能であり、合成には別にソフトが必要になります。

www.nikon-image.com

フォーカスシフト撮影自体は、これまでピント位置をずらしながら1枚1枚撮影するという手間があったのが、ピント間隔や撮影間隔、撮影枚数を設定すれば自動で撮影してくれる便利な機能です。

ただ、最終的に被写界深度の非常に深い画像を作り上げるには、それなりに画像編集ソフトを使いこなせる必要があるのですね。この辺り、ボディ内で合成できると思っている方も多いのではないでしょうか?

8Kタイムラプスも素材の撮影のみ

D850の機能で大きく話題になったのが8Kタイムラプスの撮影が可能って話です。8Kタイムラプスという言葉が先行してしまってますが、実際は・・・

8Kのタイムラプスムービー制作が可能な記録画素数4544万画素のインターバルタイマー撮影

http://www.nikon-image.com/products/slr/lineup/d850/features05.html

引用:Nikon D850 製品ページ 創造性・拡張性 より

ということです。ですので、こちらも8Kムービー化するには別途対応した動画編集ソフトが必要となります。

もともとタイムラプスムービーはインターバル撮影された画像を元に作られますので、手順としては間違ってないのですが、最近は撮影結果がすでにムービーとなっている機種が多いので、この8Kタイムラプスの話も同様にで出来ると誤解されやすいのかと思います。(※ちなみに4K UHDタイムラプスムービーはそのまま動画として記録可能です。)

とは言え、どちらもこれまでの機種からは明らかな進歩ではありますので、今後の後継機や新製品でどう発展していくか注目したいところです。